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ベトナムと日本の天候・地震の違いとは?日本で働くベトナム人が戸惑いやすいポイントと受入企業の生活サポート術

  • 執筆者の写真: Miku Kondo
    Miku Kondo
  • 2 日前
  • 読了時間: 9分
ベトナムと日本の天候・地震の違いとは?日本で働くベトナム人が戸惑いやすいポイントと受入企業の生活サポート術


目次


はじめに

ベトナム人材を受け入れている企業様から、こんなご相談をいただくことがよくあります。
「南国育ちの社員は、日本の冬の寒さに耐えられる?」
「地震が起きたとき、外国人スタッフはどう動けばいいか教えておくべき?」
「台風や大雨のときの出勤判断って、どう伝えればいいの?」
ベトナムも日本も、大雨や台風、高温多湿な時期があるという点では似ているけれど、気候の仕組みや自然災害への備えには大きな違いがあります。 今回は、ベトナムと日本の天候・地震の違いを比較しながら、日本で働くベトナム人が戸惑いやすいポイントと、企業が知っておくべき具体的なサポートについて、会話形式でわかりやすく解説していきます!



1. ベトナムと日本は同じアジアでも気候が違う?



採用担当者さん


「ベトナムも日本と同じように暑くて雨が多いイメージがありますが、気候の大きな違いはどこですか?」



バディさん


「一番の違いはね、『季節の変わり方と『寒さの質』なんだ!ベトナムは南北に長い国だから、地域によって気候が大きく違うよ。一方、日本は春夏秋冬がはっきりしていて、季節ごとにさまざまな景色や気候を楽しめるのが特徴なんだよ!」



< ベトナムの地域別の気候 >


  • 北部(ハノイなど)
    一応『四季』があって、冬(12月〜2月頃)は気温が10度前後になることもあります。雪が降るような寒さではありませんが、冷たい季節風の影響で曇りや霧雨の日が多くなる時期があります。湿度が高く、冷たい風も吹くため、日本とは違った寒さを感じることがあります。

  • 中部(ダナンなど)
    南北の中間的な気候で、北部ほど寒くなることは少なく、比較的温暖です。(※地域や標高によって気温差があります。)
    べトナム中部は、毎年のように台風や豪雨の影響を受けやすく、大規模な洪水が発生することがあります。家屋の倒壊など被害が大きくなるケースも少なくありません。自然災害の影響を受けやすい地域でもあり、仕事を求めて国内の都市部や海外へ就職する人も比較的多い地域です。

  • 南部(ホーチミンなど)
    南部は年間を通して暖かく、『雨季』と『乾季』がはっきりしています。冬という概念そのものがないため、寒さが苦手な人にとっては生活しやすいと感じる人もいます。




採用担当者さん


「同じベトナムでも地域によって全然違うんですね!」





バディさん


「そうなんだよ!北部では冬になると湿気や霧雨、冷たい風の影響で体感温度は日本よりも低く感じることもある一方、南部は一年を通して暖かいから、日本の冬に驚く人も多い印象だよ。」





2. 日本の「冬」は要注意?ベトナム人社員が戸惑うポイント



採用担当者さん


「そういえば、特に冬の時期に、日本に来たばかりのベトナム人社員が体調を崩したり困ったりしやすいイメージがありますよね」




バディさん


「ベトナムから日本に来たばかりだと主に以下の4つのポイントで戸惑う人が多いから、会社側も知っておくと安心だよ!」





< ベトナム人が日本に来た最初の冬で困るポイント >


  • ① 冬用の上着(防寒着)を持っていない
    来日したばかりの頃は、日本の冬に耐えられる厚手のダウンジャケットやコートを持っていないことが多いです。ベトナムの冬用アウターでは日本の寒さに太刀打ちできないこともあります。

  • ② 暖房器具の使い方・電気代に慣れていない
    ベトナム南部には暖房がないから、エアコンの『暖房機能』やヒーターの使い方を知らない子もいます。また、使いすぎて電気代が高くなるのを恐れて、無理に寒さを我慢しちゃうこともあります。

  • ③ 空気の「乾燥」による体調不良
    ベトナムは年間を通して湿度が高いため、日本の冬の『カラカラに乾燥した空気』に肌や喉がついていかず、風邪をひいたり皮膚が荒れたりしやすいです。

  • ④ 雪道や凍結路面での転倒・自転車事故
    雪を見たことがないスタッフにとって、凍った道はトラップそのもの!自転車通勤のときに滑って転んでケガをしてしまうケースが冬の初めに見受けられます。

採用担当者さん

「なるほど……。ただ、来日したばかりのスタッフだと、まだ手元の資金に余裕がなくて、高い冬服や暖房器具を買い揃えるのが難しい場合もありそうですね。会社としてどうアドバイスすればいいでしょうか?」




バディさん

「その視点、すごく優しいし大切な気づきだね! 技能実習生や特定技能のスタッフは、母国への仕送りのために生活費をできるだけ節約したいと考えている子が多いんだ。だから、声をかけるときは『新品のこれを買いなさい』ではなく、『安くて良いものを手に入れる方法』を一緒に教えてあげるのがおすすめだよ! 例えば、『近くにセカンドストリートなどのリサイクルショップがあるから、そこで綺麗な上着が安く買えるよ』と教えてあげたりすると喜ばれるよ。
あとは、『エアコンの暖房は電気代が高くなりやすいから、コタツや電気毛布をうまく使うと安く暖まれるよ』といった、日本ならではの節約防寒テクニックを教えてあげるのも、彼らの生活を助けるサポートになるんだよ!」

バディさん


「ちなみに、日本の冬は寒さだけじゃなく『乾燥』も大きな違いなんだ。ベトナム北部は冬でも湿度が高い日が多いから、日本のカラッとした乾燥した空気に喉や肌が慣れず、体調を崩してしまう人も少なくないよ。加湿器などを使う習慣も一緒に教えてあげると喜ばれるよ。」





3. 大雨・台風の感覚の違い!日本の難しい「防災情報」の壁



採用担当者さん


「ベトナムも台風やスコール(大雨)が多い国ですよね。それなら日本の台風にも慣れているのでしょうか?」




バディさん

「大雨や強風そのものには慣れている人が多いよ。ベトナムでも道路が冠水するようなスコールは日常茶飯事だからね。 ただ、日本と決定的に違うのは『防災情報の細かさ』と『公共交通機関の動き』なんだ。
日本では、台風が来ると以下のような情報が次々とスマートフォンやテレビから流れてくるよね。」


  • 大雨警報 / 洪水警報

  • 土砂災害警戒情報

  • 自治体からの「避難指示」(高齢者等避難など)

  • 鉄道の「計画運休」



バディさん
「これらの日本語の文字や通知って、外国人スタッフから見ると『どれくらい危険なのか』『今すぐ逃げるべきなのか』が判断しづらいんだ。
また、ベトナムでは多少の雨ならバイクで通勤しちゃう文化があるから、日本の『電車が止まるから計画運休になる=会社を休む・早く帰る』という判断のタイミングがわからないこともある。
だから企業側は、『こういう警報が出たら会社はお休みだよ』『スマホにこの通知が来たら避難場所に移動してね』という明確な社内ルールを、やさしい日本語や図を使って伝えておくと親切だよ!」



4. 地震は日本で最も警戒される災害!ベトナム人が一番驚くポイントは?



採用担当者さん


「日本で生活するうえで、ベトナム人スタッフが一番怖がる自然災害はやっぱり地震ですか?」




バディさん

「その通り。実はベトナムは歴史的にも大きな地震がほとんど起きない国なんだ。だから、人生で一度も揺れを経験したことがないまま来日する人もいるよ。そんな彼らが、日本にきて初めて『グラグラッ』と揺れる地震を体験したら、パニックになってしまうのも無理はないよね。スマホから突然鳴り響く『緊急地震速報』のけたたましい音にも恐怖を感じる人も多いよ。」



< 入社時に教えておきたい「地震時の基本行動5つ」 >


  1. まずは頭を守る
    揺れを感じたら、まずは机の下などに隠れて頭を守る。

  2. 慌てて外へ飛び出さない
    看板や瓦が落ちてくる危険があるから、まずは屋内の安全な場所にとどまる。

  3. エレベーターは使わない
    閉じ込められる危険があるため、避難時は階段を使う。

  4. 火の元を確認する
    揺れが収まったら、落ち着いてキッチンの火やストーブなどを消す。

  5. 避難場所を確認しておく
    住んでいる家の近くにある避難所(学校や公園など)を、事前に一緒に散歩しながら確認しておく。


バディさん


『日本では震度3〜4くらいの地震はよくあることで、建物も頑丈に作られているから落ち着いて行動すれば大丈夫だよ』と最初に伝えてあげるだけで、彼らの心の負担はぐっと軽くなるよ!」






5. 受入企業ができる!安心感を高める5つのステップ



採用担当者さん


「天候や災害の違いによるトラブルを防ぐために、私たち受入企業が今からできる具体的なサポートを教えていただきたいです」



バディさん


「わかったよ!実務としては、難しいことを大がかりにやる必要はなくて、日頃のちょっとした声かけや準備で十分だよ!以下の5つのステップを意識してみてね。」



< 安心感を高める5つのステップ >


  1. オリエンテーションで「日本の四季」を説明する
    入社時の研修などで、「何月頃から寒くなるか」「いつ頃に台風が多いか」をカレンダーを見せながら教えてあげよう。

  2. 衣替えの時期に「防寒対策」のアドバイスをする
    秋口(10月頃)になったら、「そろそろ厚いコートが必要だよ」「部屋に暖房はある?」と声をかけてあげてね。

  3. 台風・大雨時の「出勤・帰宅基準」をマニュアル化する
    「〇〇線が止まったら自宅待機」「前日の夕方に会社から連絡する」など、迷わない連絡網を作っておこう。

  4. 社内や寮の近くの「ハザードマップ」を共有する
    地域の避難所マップを一緒に見ながら、いざという時の集合場所を決めておくと安心だよ。

  5. 災害発生時の「安否確認ルール」を決めておく
    万が一大きな地震が起きたとき、会社の誰宛てに、LINEやSMSでどうやって無事を報告するかを決めておこう!





採用担当者さん

「バディさん、ありがとうございました!天候や地震の違いと聞くと、会社としてどう対策すればいいか少し身構えてしまいましたが、具体的なポイントや声かけの方法がよく分かりました。これならベトナム人社員の不安に寄り添いながら、自信を持って日本の冬や災害への備えを案内できそうです!」





バディさん
「よかった!言葉や仕事のルールを教えるのと同じくらい、こうした『日本の日常や安全な暮らし』について教えてあげることって、外国人スタッフにとってはすごく心強いお守りになるんだ。
特に初めての冬や初めての地震は、誰だって不安になるもの。だからこそ、会社側が『困ったときはこうすれば大丈夫だよ』と事前に優しく教えてあげることで、スタッフ本人の安心感だけでなく、会社への深い信頼関係(エンゲージメント)にも繋がっていくよ。」





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