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中東情勢による「ナフサ不足」電気設備業界への影響は??

  • 執筆者の写真: BuddyCrew
    BuddyCrew
  • 5月19日
  • 読了時間: 4分

近年、中東情勢の悪化によって「ナフサ不足」が大きな話題になっています。

一見すると「石油業界の話?」と思われがちですが、

実は建設業界、そして電気設備工事にも大きな影響を与える可能性があります。

特に電気工事では

・電線被覆
・PF管
・塩ビ配管
・樹脂部品 など

石油化学製品を使う材料が非常に多く、

👉 ナフサ価格や供給状況が工事費に直結するケースも少なくありません。


今回は

「そもそもナフサとは?」
「建設業界にどう影響するのか?」
「電気工事では何に注意すべきか?」

を実務目線で分かりやすく解説します。


ナフサとは?


ナフサとは、
👉 石油化学製品の原料になる油のこと

ナフサから作られる代表的なものは

・塩化ビニル
・プラスチック
・合成樹脂
・化学繊維 など

つまり、建設現場で使われる

・塩ビ管
・配管材
・被覆材
・接着剤
・塗料

などの多くは、ナフサが原料になっています。


なぜ不足が起きるのか?


現在、中東地域では

・地政学リスク
・物流停滞
・原油供給不安

などが続いています。

ナフサは原油から作られるため、
👉 “原油供給が不安定”になると“ナフサにも影響”が出ます。

さらに輸送コスト上昇も重なり、
建設資材全体の価格上昇につながっています。


建設業界への主な影響


① 建設資材の価格高騰


ナフサ不足になると、

・塩ビ管
・防水材
・塗料
・シーリング材
・接着剤

などの価格が上昇しやすくなります。

特に改修工事や設備工事では
👉 樹脂系材料の使用量が多いため、影響が大きくなります。


② 納期遅延リスク


価格だけでなく

👉 “材料が入らない”

という問題も発生します。

例えば

・配管材不足
・樹脂部品不足
・設備機器の納期長期化 など

工程に影響すると、
👉 工期全体がズレるケースも


③ 積算精度への影響


最近は資材価格の変動が大きく、

見積提出時と発注時で
👉 金額が大きく変わるケースも増えています。

そのため

・単価更新
・実勢価格確認
・早期見積取得

などが、これまで以上に重要になります。


電気設備業界への影響


電気設備工事は、
👉 ナフサ不足の影響をかなり受けやすい業種


理由は、多くの電材に樹脂製品が使われているためです。

また、電気設備業界での資材不足が解消されても
建設業界全体での資材不足が解消されないと
工程遅延など様々な影響を受けてしまいます。


① 電線・ケーブル価格の上昇


一般的な配線に使用されるCVケーブルやCVTケーブル、VVFケーブルなどには

👉 樹脂製の被覆材”が使用されています。

近年は
・銅価格上昇
・樹脂価格上昇

が同時に起きており、
👉 電線価格が大きく変動しています。


② PF管・CD管など配管材への影響


電気工事で大量に使用される

・PF管
・CD管
・VE管
・FEP管

なども石油化学製品です。

そのため供給不足が起きると、

・納期遅延
・代替材対応
・先行発注

などが必要になるケースがあります。


③ 盤・機器類への影響


分電盤や制御盤などにも
多くの樹脂部品や塗料が使われています。

特に最近は、
👉 塗料不足による影響
も出始めています。

例えば
・指定色の塗装中止
・一部カラーの納期未定
・標準色への変更依頼

などが発生しています。

盤メーカーによっては「指定色対応不可」となるケースもあり、
設計・施主協議が必要になる場合もあります。

つまり
👉 “色が違うだけ”では済まないということです。

特に改修工事や意匠性を重視する案件では、
・盤色変更
・再承認
・工程調整
などにつながるケースもあるため注意が必要です。


電気設備業界への実際の影響(2026年5月18日現在)


※本記事では簡易的なまとめとなります。最新の情報はメーカー、卸業者へご確認ください。

ケーブル
・銅価格の高騰※5月14日には銅ベースが最高値の231万円を記録
・被覆材の原料価格上昇による価格改定(ケーブル全般)
・一部ケーブルの受注・出荷制限・納期延長(高圧ケーブル、CVTケーブル等)

配管材
・一部樹脂管の出荷制限(VE管、エフレックス等)
・配管本体・付属部材の価格改定

機器類
・配線器具:一部塗装製品の受注停止
・盤類:指定色塗装(耐塩含む)の受注停止※順次再開しているメーカーもあり

その他、ビニールテープなど雑材についても価格改定がございます。


まとめ


ナフサ不足は、
👉 石油業界だけの問題ではありません。

建設業界、そして電気設備工事にも

・資材価格高騰
・納期遅延
・利益圧迫 など

大きな影響を与える可能性があります。

特にこれからの積算では「材料費だけを見る」のではなく

👉 “価格変動と納期まで考える”

ことが重要になります。

また、資材不足・価格高騰は業界全体で大きな問題となっております。
自社内で解決しようとせず、元請、協力会社への相談や価格交渉
も利益を守るための大切な手段となります。

社会情勢は常に変動します。
市場動向を正しく理解し、
利益を守れる積算につなげていきましょう。



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